~ひろく、ゆるく~ かずぴ.diary

【白血病闘病記録】と【好きなこと】あれこれ

移植片対宿主病

 

 

長期入院で落ちた体力や筋力。
落ちるのはあっという間だけど取り戻そうと努力すれば回復するものだ。
しかし頑張りや努力では乗り切れないことだってある。

 

 

今現在も苦しめられている【移植片対宿主病・(GVHD)】
臓器移植などに伴う合併症で、移植された細胞が患者の臓器を異物と認識し攻撃することによって起こる症状。軽度の症状であればGVHDが起こったほうが白血病の再発が減り予後が良くなると言われているが、重度に及ぶと日常生活にも大きな影響が出る。

 

退院して数ヶ月が経ったときそのGVHD症状が皮膚に強く出始めた。
全身の皮膚が真っ赤になり耐えられないほどの痒みに襲われた。投薬により症状は改善されたが、今の僕の体は全身が日焼けした後のように黒ずんだ見た目になっている。色素沈着??というのか、皮膚が黒くなった部分もあれば白く色素が抜けたところもあり、また素の自分の肌の色味と三種が混合した状態になっている。
普通の人が見れば驚くのも無理はない。
今でこそこの見た目に慣れてきたが、症状のあった当時は自分の姿の変わりようがとても辛かった。

 

 

GVHDは移植後まもなく現れる症状から、ある程度時間が経過してから出現するものまで幅広い。今後もGVHD症状に触れながら今がどういった状態なのかを綴っていきたい。