~ひろく、ゆるく~ かずぴ.diary

【白血病闘病記録】と【好きなこと】あれこれ

家族

 

病気を通して実感した家族の大切さ。。。

もし今も何一つ不自由なく健康に暮らせていたら、気づけなかったり感じられなかったこともきっと多くあっただろう。

 

 

4年前に亡くなった僕の父は、糖尿病を患い10年以上人口透析を行っていた。母はそういう大きな病気の父を支えてきた経験もあってのことか、ちょっとやそっとの事ではあまりあたふたしたりしない。心強い存在だ。

 

僕が病気の宣告を受けたとき、病院に同伴してくれていたのは母親だった。医師との話は僕1人で聞き、待合室で待つ母にその経緯を話した。動揺する自分に対し母は1つ1つ冷静に話を聞いてくれた。
本格的な治療が始まり自分1人で身の周りのことができなくなると、母は同じ無菌室に泊まり込んで看病してくれた。トイレのために体を起こしたり、冷蔵庫から飲み物を取るにしても動くのがしんどい僕を常に隣で支えてくれた。大きい事ばかりじゃない、こういった小さな支えが何よりも有難かった。

コロナがまだ存在しなかった当時は、週に1度病院まで片道2時間かけて洗濯物を届けてくれた。面会できることが普通だったその頃はそれほど深く考えなかったけど、今ではどこも厳しい面会制限がある中で、家族と会う機会はとても貴重なことになった。
顔を見ただけどホッとする、たったそれだけでも闘病中は大きな励みになることを身をもって知った。

今も通院日は母が仕事の休みをとり一緒に付き添ってくれる。車椅子が必要になったことで、車からの積み下ろしなどをサポートしてくれるのは本当に助かる。病院までの長い移動時間も、母にしか話せないような事を相談したりと今では大事な時間だ。

 

 

「お母さん」って色んな意味で偉大だなとつくづく思う。
手段は悪いけど、神様はその大切さを【白血病】を使って僕に教えてくれた。