~ひろく、ゆるく~ かずぴ.diary

【白血病闘病記録】と【好きなこと】あれこれ

大病を乗り越えて

 

闘病生活で最も辛かった2ヶ月間を経て、その後はリハビリに励んだ。
寝たきりの時間もかなりの期間だったので体力や筋力の落ち具合は半端じゃなかった。

 

入院期間中の最低体重はなんと39kg。MAX体重が55kgだから-16kg。
さすがに40下回ると体力筋力を超越したような身の危険を感じました(笑)
どう表現したらいいか難しい…そのくらいヤバかったという事。

 

 

リハビリに励み退院に向けて頑張ってる矢先には‘‘帯状疱疹‘‘を患う。
それでも家に帰りたい気持ちは強く、その痛みを伴ったまま2泊3日の外泊にもいきました。約半年ぶりの自宅は何にも代えがたいホッとする空間だった。

 

 

 

2014年12月の入院からおよそ6ヶ月。
2015年6月、骨髄移植治療を終え無事退院。

 

テレビの中でしか知ることのなかった‘‘白血病‘‘という大きな病気を、まさか自分が経験するとは思ってもみなかった。病気になって考えた事は山ほどあるけど、結局いつも思うのは、≪どうして自分だったのか≫ 最後に行きつくのは必ずこの思いだ。

 

もしも神様がいるのなら教えてほしい。白血病の試練を僕に与えた理由。
永遠に分かるはずのないこの思いを僕は人生の最後の一瞬まで考えるだろう。

 

 

ただこの大病を乗り越えたのは紛れもない事実。
病気になって良かったなんてこれっぽっちも思わないけど、それでもこの病を乗り切ったという事実だけは僕の生涯の誇りだ。

 

 

そして病気を乗り越えるにあたって関わってくれたたくさんの人たち。医師、看護師、家族、友人。それぞれの支えがあったからこそ克服できたもの。

 

その感謝を忘れることなくこれからを生きる。