~ひろく、ゆるく~ かずぴ.diary

【白血病闘病記録】と【好きなこと】あれこれ

病気と向き合う覚悟

~骨髄異形成症候群の治療~

治療は抗癌剤の投与、放射線治療、そして最終的に骨髄移植を行うことで決まった。
医師によると今回の僕の病気は進行が早く、いつ白血病に進展してもおかしくない状態とのことだった。骨髄移植は‘‘HLA‘‘と呼ばれる白血球の型が、患者と移植ドナー間で一致していることが条件らしい。本来は?…骨髄バンクに登録しドナーを探すみたいだがその余裕も無く、家族間で調べた結果兄の骨髄が最も適していることと判明。(HLA型8抗原のうち6抗原が一致)フルマッチではなかったけど、まずはドナーを確保できたという点で兄には感謝(。-人-。) です。

 

 

2014年12月~入院治療

病気に伴って息切れや倦怠感がまれにあったかな。移植に向けて抗癌剤放射線治療を開始。年明け前には治療の副作用で髪の毛が抜け始めたりもした。事前に聞かされてはいたものの、いざその状況を目の前にするとやっぱり泣けてきたのを今でもはっきり覚えてる。スルスルと簡単に抜けてくる髪の毛をみて、不安と恐怖心とでもう胸がいっぱいだったなぁ…
胃がムカムカして次第に食欲も落ち始め、吐き気からくる気持ち悪さで横になっている時間も増えていった。いろんな症状が出てきながら逆にそれで気持ちが吹っ切れたというか、心の中にほんの少しだけど病気に対して向き合っていく気持ちが芽生えたのがこの頃だったかもしれない。(内心は今でも、なぜ自分が…っていう気持ちはあるけど)

想像していたより比較的順調に進んだ前治療だが、心も体も疲弊した濃密な時間だった。